2011年01月15日

* 小正月 と 厄除け祈願 *

 
  

 1月15日は「小正月」です*

 伊太祁曽神社さんで毎年行われている、【卯杖祭】に参拝してきました*

 【卯杖祭(うづえさい)】とは…魔除け・厄除けのお祭りで
  ・邪気祓いの卯杖を供える儀式
  ・小正月に魔除けの小豆粥を炊く儀式
  ・その年の農作物の出来を占う儀式
  の3つが合わさった祭典だそうです
 
 朝から冷たい雨が降り続く中 それでも多くの参拝者が訪れ
 「裸詣で」をする 地元の野球チームの少年達の姿も!

  

 前日夜の「粥占い」の神事で炊かれた『小豆粥』を頂きました*
 小豆とお餅とお米をじっくり煮込んだもの
 とろっとして 冷えた身体が芯からぽかぽかに*
 小正月に、「小豆粥」を頂くと無病息災になるといわれています

 

 「厄払い」の御祈祷もして頂き…

 普段 全くだらけた生活しか出来ていなくて
 こんなので参拝しては 罰当たりなのでは… 
 御祈祷して頂くなんて 図々しいのでは…

 あれこれ 考えてしまったけれど、心掛けを大切にしたい と想って
 この雨も寒さも、きっと試練に違いない! と自分に負けずに参拝*

 お参りしたら終了? ではなくて、これからこれから…
 無意味にならないように 丁寧に日々を暮らしていけますように* ik_48

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 ※ 【卯杖祭(うづえさい)】
 1月15日に斎行される 古来より伝えられる魔除け・厄除けのお祭り
 14日夜に行われる粥占神事では、その年の農作物の豊凶を占います

 「卯杖」とは3尺程の木を束ねて作った杖、梅の若枝を用いているそうです
 古くは宮中でも行われた邪気祓いの神事で
 年頭の「卯の日」に杖を献じたことから「卯杖」の名がついたとも

 15日に本殿の中で、邪気を祓う杖「卯杖」を、宮司さんが本殿に奉奠し
 祭典が終わると「トンド焼き」が行われます
 トンド焼きは前年のお札やお守りに感謝し焚き上げる行事で
 トンド焼きの火にあたると無病息災と言い伝えられています

 祭典が終わると、前日夜の神事で炊かれた小豆粥が振舞われ
 小正月に、この小豆粥を頂くと無病息災になるという風習があります
 三本足の大釜「鼎」に、小豆・白米・餅を入れ忌火で小豆粥を炊きます
 
 14日夜に炊く小豆粥に竹筒を沈め、そこに入った粥の量で
 それぞれの作物の豊作・凶作を占います
 古くは 「裸詣り」 を行う風習もあったそうですが、今では廃れてしまい
 地元の古老(80余歳)のみが、毎年続けていらっしゃるそうです

  


Posted by くう* at 17:00Comments(4)* ゆるゆる日和 *